腸内環境を変えると性格が変わる?

たまたま読んだ本で、腸内細菌のはたらきに関する興味深い文章を見つけた。

「LIFE 人間が知らない生き方」著:麻生羽呂 篠原かをり(文響社)

 

登場するのはライオンやパンダ、キリンなどのメジャーな動物から、ハダカデバネズミ、ラーテル、ダンゴムシといった、普段はあまりスポットライトが当たらないような生き物までの20種。

彼ら20種類の知られざる生態がマンガ+コラムで解説されている。

ヒトは、一番の後輩

人間よりずっと先輩な生物たちの、一見理解できないような行動が、実は種の繁栄、保存につながっていたりするという。

また、見慣れた彼らの行動が、これまで思っていたのとまったく違う意味を持っていることも知る。

あなたは、知っているだろうか。

ネコがすり寄ってくる理由を。

イルカが、ジャンプする理由を。

カピバラが「草原の支配者」と呼ばれる理由を。

……(中略)

私たちは、知らない。

生き物たちがどのように生きてきたか。

そして私たちは、どう生きればいいのか。

それを人間の生き方に転用して、ビジネス社会での生存戦略に役立ててはどうか、という本。

ビジネス書というより、人生が行き詰まったときに読むとハッとしそうな内容。

その中に、わたしが花粉症改善のためにあれこれ試している、腸と腸内細菌に関して言及している箇所があったのだ。

先生はダンゴムシ

ダンゴムシの項である。地味すぎる。

イルカとかゴリラとか、いかにも何かを哲学的に教えてくれそうな生き物ではなく、庭先の鉢の下にいたりする黒っぽくて陰気な奴らである。

だが中には青い個体が見つかることがあるらしい。それは特定のウィルスによるもので、感染するとダンゴムシの行動を変えてしまう。

通常、彼らは暗いところを好むのに、このウィルスに感染してしまったダンゴムシはわざわざ明るいところに出てくるのだ。

メタリックブルーなんて色の虫は当然目立つ。鳥などの天敵に見つかって捕食される。

ダンゴムシには悲劇だが、捕食されることがウィルスの狙いで、遠くへ移動する鳥の糞に混ざり、広がっていくのだそうだ。

このようにウィルスが宿主を操って、己の都合のいいように動かす例はほかにもあるらしい。

へー、そんなマンガがどこかにあったような気がするな、と他人事のように思いながら読み進めると、衝撃の一文が待っていた。

当然、人間だって無関係ではない。人間の体内に必ず生息する腸内細菌も人間の行動を変える力を持つと言われている。

体内の腸内細菌の種類や数が変動することによって、怒りっぽい人が急にやさしく社交的な性格に変わったりする。

マウスの実験では腸内細菌の移植によって性格を変えることに成功し、うつ病や気分障害の治療に期待が持たれている。

人間もか!!

腸内細菌が性格を変える?

ここで、先月から花粉症改善のためにあれこれ乳酸菌を摂り続けてきた自分を省みる。

善玉菌を摂り続けて一ヶ月弱。腸内環境は変わったかどうかまだよくわからない。

秋の花粉症はひとまずシーズンを越えたようなので、症状についてもわからない。

来春の花粉シーズンに結果がわかればいいかなとのんびり構えていたけど、さらに「性格が変わる」というオマケもついてくるかもしれないってこと?

これまで、「おなかの調子」と「花粉症の症状軽減」しか意識していなかった善玉菌摂取に、新しい視点が増えた。

腸内細菌の種類や数によって性格が変わるなんて、すぐには信じられない。

でも、おもしろそう!

性格の変化を客観的に観察するのはすごく難しそうだけど、それでも、もし挑戦してみて効果が本当にあったら、腸内革命どころか人生革命が起きてしまう。

これはさらに本気で腸内環境の改善、および善玉菌の派遣に取り組まねばなるまい。

あと、ほかにもソースがあればもっと心強いので、腸内細菌と性格の変化に関しての研究結果など、合間を縫って調べてみよう。

以降の関連レポートは、カテゴリかタグから続報もわかるように整理するので、ぜひ、たまに覗きにきてみてほしい。

息を呑んだ一文

ダンゴムシも衝撃的だったが、個人的にこの本の中でハッと息を呑んだ一文を最後に紹介する。

野生の環境下では当然、激しい生存競争が繰り広げられる。

一方でまったく競争を放棄したような生き方をする動物もいる。解説を読んでいると不合理極まりない生態としか思えないのだが、そこに示される一つの大事な事実がある。

それでも彼らは種として生き残っている、ということだ。

解説マンガのモノローグに、こうある。

「燃えるように生きることだけが人生ではないぞ」

……わたしたちは日々、「もっともっと」と、何かを求めて、あえぐように生きている。

進歩しなければいけないという強迫観念に支配されがちな社会。今のままの自分ではだめなのだ、もっとがんばらなければと、天敵もいないのに追い詰められたような状態になったりする。

特にわたしはその傾向が強く、なかなか自分を肯定できずに苦しむことがある。

自分はダメなやつだ。だから、人並みに生きるには、人よりがんばらなければいけないんだ。

そう思って、いつも体を壊すまであがいてきた。

それは、限りあるロウソクの火を、無理やり大きくしているようなものかもしれない。

太く短くという言葉もあるように、常に最大の火力で生き続ける人生もある。

だけど、その選択しかできないわけじゃない。自分がその選択肢しか見えていなかっただけだ。

そう気づかされて、ぽろっと涙が出てしまった。

やっぱり、先人、いや、先輩がたに学ぶことは、多い。

 

「LIFE 人間が知らない生き方」著:麻生羽呂 篠原かをり(文響社)

 



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