極寒と灼熱のあいだの文章術

調べものをしたり、お気に入りを巡回したり、いろんなサイトとブログを訪問する。

キーワード検索で辿りついたけど、一回きりしか見なかったサイト、あっという間に引き込まれてブックマークに追加したサイト。

その違いはいろいろあるけど、文章の雰囲気が自分の好みに合うか、というのが大きい。

雰囲気とはなんとも曖昧な言葉なので、今日は違う言葉にたとえて考えてみたい。

文章の温度調整

文章から受ける雰囲気を温度にたとえてみた。ここでの温度とは体温でなくて気温をイメージしている。

温度:
文章のつくり……の気温でどのように感じるか。「」は例文。

0℃:
要点・項目・単語がメインの箇条書き。殴り書きにも等しい、自分さえ理解できればよいメモ的なもの。……極寒
「犬 風呂 明日」

5℃:
主語述語が入り、文末に「だ・である」「です・ます」がつく程度。事実をありのままに伝えるだけのごく簡素な文章。……凍える寒さ
「犬が寝ている。尻尾の毛がもつれている」

10℃:
形容詞など、多少ディテールが加わる。……寒い
「飼い犬がぐっすり寝ている。」

15℃:
説明に例えなどを用いて「伝わりやすさ」を意識してくる……肌寒い
「愛犬の毛がまるで薄汚れたモップのような色になってきたから、そろそろ風呂に入れる頃合いだ」

20℃:
書き手の見解が加わる。ただし事実に基づく添え物程度。あとの判断は読み手にゆだねる……寒い~過ごしやすい
「犬が私の布団の上でぐっすり寝ている。昨日天日干ししたところだから、たぶんふかふかして気持ちがいいのだろう。できれば自分の寝床で寝てほしい」

25℃:
書き手の見解に主張の色が付き、立場がはっきりする。……あたたかい~過ごしやすい
「私は犬派だ。ずっと犬を飼ってきたし、たくさんの思い出がある。毎日何かやらかすので振り回されているけど、愛犬と過ごす日々は楽しくて輝いている」

30℃:
書き手の主張に読み手を引き込もうとする。……暑い
「きのこの山とたけのこの里ならたけのこの方が生地がサクサクしておいしいし、形も食べやすいです。あなたもそう思いませんか?」

35℃:
書き手の主張に反するものを攻撃しはじめる。……暑苦しい
「常々俺は○○だといっているのに、まだ××やってるやつがいる。いい加減~~すればいいのに。だいたい時代遅れなんだって」

50℃~:
我唯一神……灼熱
「我完璧。我無双。我以外言語道断。怒髪衝天。滅殺」

温度が上がるにつれて抽象的になっているのが自分のボキャブラリーの貧しさをよくあらわしているなあ。

心地のよい文章、心地のよい温度は?

自分が読んでいて心地いいと思い、ブックマークしているブログはいずれも20℃弱~25℃くらい。

「まだ~~してるの?今すぐ○○すべき◆◆、△△の理由」等、煽り系タイトルは35℃前後だろうか。個人的には敬遠することが多い。

そう考えていくと、ネットの世界で、「人に見てもらう、気に入って読者になってもらう」ために適切な温度の文章は15℃~30℃くらいではないだろうか。

人間が比較的過ごしやすいと思われる気温ともマッチしている。

煽りタイトルは一瞬の熱量で読ませるには長けているかもしれないけど、それを心地いいと感じてリピーターになる読み手が多いかどうかは疑問だ。

あとは書き手個人のキャラクター(口癖など)、ギャグやとんちなどのユーモア、感嘆詞などで局地的な体感温度をコントロールできるけど、だいたい自分は無意識にしかできない。

意識的に調節できるようになったら、もう中級者だ。

さらに湿度(読み手への態度 / 距離)、晴れ~雨などの天候(ポジティブ~ネガティブ)というものさしを追加すれば、書き手としてはもう混乱するが、読み手として取り入れれば、いつものブログ巡回も新鮮な気持ちで味わえる。

年間通してカラリと涼しいブログ、常夏で陽気な晴天続きのブログ、うららかな春の日のように穏やかなブログ…

どんな気候にも人の好みはあるし、極寒や灼熱というほど極端でさえなければ、あなたの作り出す温度と気候を好む人が集まるはずだ。

当ブログにおいてのここまでの傾向

さて、自分の目指す気候と現時点の状態はどんなだろう。

まだ初めて間もないこともあり、だいぶムラがあるように思える。

本当は、ニュートラルな20℃から、やや熱意を感じる30℃の文章を日々つかいわけて作っていけるのが理想ではある。

しかし、こういうことを考え始めるとキリがなくなる。ああでもないこうでもないと肝心の文章が難産状態になってしまうのも本末転倒だ。

今のところは、日々の更新は気楽に、たまに自分の「文章の温度と気候」を客観的に見直して微調整する、くらいが関の山だろう。

自由自在に気候を操れる日はいつか来るだろうか。続けてさえいれば、きっと…きっと。

Result

LiQはじっくり考えてステータスがあがった! INT+1

相棒のケルベロスは目をあけてじっとこちらを見ている…!

「お風呂…はいるの…やだ…」

LiQは目をそらした!



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