トイレでの祈りが神に届かない理由を考えた(旧ブログより)

(旧ブログからの移転記事です。季節は冬)

今回はトイレの中でのお話です。直接的な表現はありませんが、食事中など不適切なタイミングでの閲覧は中止することをお勧めします。

夕食時に日本酒を冷やで呷ったあと、夜ゲームをしていたら画面酔いして吐いた酔いどれ冒険者LiQです。

まさか画面酔い+酒酔いのコンボでダウンするとは思いませんでした。

以下に詳しく状況をお伝えします。

ある冬の夜の実況中継

21時。
ゲームにログイン。戦闘などで激しくカメラ視点の切り替えを行なっているうちに気分が悪くなり始めるが、まだ無視できる程度。

21時30分。
爆発物が付近に設置されているかもしれないという兵士からのクエストを受け、フィールドに隠れている不審物を探し始める。

見つけるべき目標物は全部で4つ、とヒントに示されている。3つまでは難なく発見するものの、最後の1つが見つからない。

地面は探し尽くした。高床式テントの下もなめるように見た。騎乗生物の厩舎に入り込み、寝ワラの陰までチェックした。

21時45分。
未だ見つからない。

こういう場合の常識として、目指すものは地面ではなく高い所にある!と確信した私は、建築物の上に登る道を探す。

木箱の上や砦の壁、出っぱりのある建物、怪しげな隙間など、登れそうな怪しい所にはびょんびょんジャンプして登頂を試みる。

これがいけなかった。

ゲーマーの方は分かるかもしれないが、ゲームの中の狭い場所でジャンプや視点移動を繰り返すと、画面が激しく揺れる。

私のように三半規管の弱い人間は、PCの前から動いていないにもかかわらず、乗り物酔いのような症状を起こすのだ。

はたして、私はあっという間に限界寸前まで追い詰められた。

22時15分。
クエストは自力での解決をあきらめ、先輩プレイヤーさんに教えてもらってクリアする。なんと、見落としていた屋外の物陰に、ふつうに階段があった。

私のこれまでの探索はいったい…ともかく最後の不審物を見つけ、兵士に引き渡してクエストクリア。

22時30分。
先輩にお礼を言って具合が悪いことを告げ、早々にログアウトする。

バッドステータス:酔い in トイレ

それからトイレに駆け込んで即座に吐いた。

ついでに言うと私はその日、おなかの調子も悪かった。上下からの必殺技コンボだ。

胃「タイダルウェイブ!!」

腸「メイルシュトローム!!」

奔流はとどまることを知らず、私は苦しんだ。苦しんで、神に祈った。

「かみさまごめんなさい。もうおさけのんでゲームでびょんびょんとびはねません。だからくるしいのなおしてください」

神は無反応だった。当然だ。自分が神ならこんな愚か者はむしろ喜んで暇つぶしにニヤニヤ眺めるだろう。

22時55分。
ようやく落ち着いた私は気分的にげっそりとし、布団にもぐり込んだ。

翌朝、起きたらすっかり回復していた。たったそれだけのことだったのだ。些少すぎて、神の手どころか毛先もわずらわせる必要はなかった。

起きてから、ゲームの前に冷酒を呑んでいたことを思い出した。あれが画面酔いに拍車をかけていたのだと気付いた。

あるいは、普段なら気にならない程度の酒の酔いを、画面の揺れが増幅して胃にとどめを刺したのかもしれない。

経過はどちらでも、私がバッドステータスに陥りトイレで苦しんだという結果は同じで、いまさら追及してもどうしようもない。

窮地で神に祈るということ

しかし、改めて思い返して、不思議に思った。なぜ昨夜あの窮地で私は、神に祈ったのだろう。

あなたにも覚えがないだろうか。胃腸が意思に反して暴動を起こしたとき、「神様たすけてーー!」と心で叫ぶことに。

命の危機にはだれしも何かしらの祈りを無意識に発するが、トイレで起こることは即座に命に関わるものとは思えない。

それでも人は祈る。なぜだろう。何の神に祈っているのか。

上からの大津波も、下からの渦潮も、基本的には水の属性であるからして、それを司る神は水神様ということになるだろうか。

水に関する神様は世界中で、古くから多様な主義思想のもと崇められている。

ギリシャ神話の中ではポセイドン、道教思想には竜神、神道からは罔象女神や瀬織津姫、仏教伝来の吉祥天(ラクシュミー)など、命の営みに欠かせない水は、必ず神格化されてきた。

作物を育てるため恵みの雨を求める必死の声、河が氾濫しないようにという治水の祈りから生まれてきた、壮大なスケールの神々。

人間には動かせない気候天候・自然現象を鎮めてほしいという願いを、悠久の歴史の彼方から数多く受け取ってきたのだろう。

トイレの中での魂の叫びも「自分ではどうにもならない現象を鎮めていただきたい」という点では共通しているが、それほどの偉大な存在が、現代的パーソナルスペースの極みともいうべきトイレにおいて、供物もふだんからの信仰もなしに、個人の体内の水分調整を祈られても、戸惑うんじゃなかろうか。

仮に願いを叶えたとすれば、そのうかつな人間は「なんだ、たいしたことなかったなあ」とホイホイ同じ過ちを繰り返すに違いないし。

それでは成長できないから…と神も涙をのんで見守っていたかもしれない。きっとそうだ。そう思うことにしよう。時間が経てば治るし。

貴重な学びの機会を得たことにむしろ感謝するべきかもしれないと、窮地を脱した今は思う。

よって、今後はトイレで神に助けを求めるという無駄なあがきは控え、自らの体内は自らが治水の努力をすべきだという結論に達した。

「体調管理もうちょっと気をつけようっと」という当たり前の話である。

こんな話で2000文字以上も書いた自分がある意味こわい。学ぶのに相当時間と手間をかけてるなあ。

しかし苦しみから得た教訓は尊いものだ。だから無駄ではない。そう信じたい。

まとめ

もうおさけのんでゲームでびょんびょんとびはねません。

LiQはバッドステータスから回復した!

経験値をすこしばかり得た!

ステータスが上がった! INT+1



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